山法師(やまぼうし)

6月10日

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 家を建てたとき、ぜひ、庭にほしいと探し求めた木のひとつがヤマボウシ(山法師)でした。
当時は、植木所と言われる愛知県の西尾や稲沢でも扱っている業者さんがなく、結局、半年ほどかけて小さな苗を取り寄せていただきました。
 ヤマボウシはミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の日本古来の木で、谷間などに自生します。
4枚の花びらに見えるのは総苞で、中央にある黄緑色の丸いかたまりが集合花です。
和名「山法師」の由来は、白い総苞が、白頭巾をかぶった僧兵の姿に似ているところからとのことです。
 近縁種にはアメリカ原産のハナミズキがありますが、苞の先端がくびれていることと、花や実の形が異なるなどの違いがあります。
 ハナミズキの場合、一時ブームになりましたので、ほとんどの方が知ってられると思いますが、これからハナミズキを買い求めて植えられるのであれば、ぜひ、在来種のヤマボウシをお勧めします。
 人は好き好きとはいえ、ヤマボウシは、ハナミズキよりも清楚に感じます。
秋の紅葉もカエデの仲間にはない良さがあります。実が食べられることも、お勧めする理由です。そして何といっても、日本古来の木であることです。
 ハナミズキのブームが去った後、公園や街路樹として、ヤマボウシの姿を見るようになりましたが、ハナミズキとの交配種も出回っているのが残念です。

 ヤマボウシの花との出会いで特に印象に残っているのは、岩手の山でした。
岐阜県恵那市の旧蛭川村の某谷間には、ヤマボウシの群生地があります。

アジアイトトンボ初確認!

5月18日 晴れ

 今日は、カエル谷の作業日でした。
天気予報では最高気温が28℃くらいになるとのことでしたので、作業は午前中で終えて、午後は、カエルやトンボなどを観て過ごすことにしましたが、昼近くには気温がどんどん上がり、それが正解でした。
     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。) 

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 ランチタイムで寛ぐみなさんです。

■アジアイトトンボ

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 ↑ 昼食後、モートンイトトンボを観察していたら、アジアイトトンボの赤褐色タイプの未成熟♀がいました。
カエル谷では、アジアイトトンボは初確認です。
 カエル谷では、これまで60数種のトンボが記録されているのですが、イトトンボの中では普通種と言ってもいいくらいの、たいていの水辺で見ることの出来るアジアイトトンボがいないのが不思議でした。
 子どもたちも含め、大勢の目で何年も見て来ていましたので、見落としはなかったと思っていますが、初確認は、うれしいものです。
 クロスジギンヤンマや、ヨツボシトンボを観ていた人たちもアジアイトトンボの見つかった湿地へ来て、「アジアだ!アジアだ!」と、子どものような表情になって観察するのでした。
 ♀がいれば、♂もいるはずです。 すぐに見つかりました。 来年以降が楽しみです。
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 ↑ アジアイトトンボ成熟♂です。



■モートンイトトンボ

 今シーズンのモートンイトトンボ初認は5月12日でしたが、その後の気温の上昇で、個体数が多くなっていました。

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 ↑ 虫を食べるモートンイトトンボ未成熟♀です。

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 ↑ モートン糸トンボ未成熟♂です。

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 ↑ モートン糸トンボ成熟♂です。


■クロスジギンヤンマ

 昨年の秋に買ったニコンD90で、飛翔するトンボにトライしてみました。二度目です。
極貧打率ですので、フイルムカメラでしたらとても撮れません。デジカメならではの気楽さです。
でも、みなさんのように撮れるまでは3~4年は掛かりそうです。
楽しみながらぼちぼち撮って行けたらと思います。
見るに耐えないと思いますが、お付き合いいただけると、励みになります。
 また、アドバイスなどもいただけると助かります。
ちなみに、今回は、シャッタースピードが500~800、ISO200、110望遠端のマニュアル撮影です。
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 ↑ ピンは甘々ですが、♂同士の空中戦を捕らえることが出来ました。 

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 ↑ かろうじてトンボが画面に入ってたとしか言えませんが…。 それでもうれしく感じる初心者でした。
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 ↑ お粗末な写真を見ていただいたので、SSさんの産卵の写真を付けておきます。
やまねのは、なぜか真っ黒でした。 トホホです。 (カメラの操作に慣れてなく、不明のままです。)


■シオヤトンボとシオカラトンボ

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 ↑ こちらは縄張り争いです。 シオヤトンボはシオカラトンボより体は小さいのですが、縄張りを守るため、逃げることなくアタックしていました。 上がシオヤトンボです。

小さな小さな蛙たち

5月16日 晴れ

■アズマヒキガエル

 先回(5月12日)、小さなオタマジャクシのことを書きましたが、その続きです。
アズマヒキガエルの赤ちゃんたちが上陸を始めました。

      (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
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 ↑ こちらは14日に撮った赤ちゃん蛙です。長い尻尾が残っています。

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 ↑ 16日に撮った赤ちゃん蛙です。上陸を控え、友達と外の様子を伺っているのでしょうか?
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 ↑ 背中には、ヒキガエルらしい模様も出てきています。
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 ↑ 体が小さいので、ちょっとした土くれを乗り越えるのも大変です。
でも、赤ちゃん蛙たちは、自分だけの力で山へと向かいます。

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 ↑ 中には、尻尾が残ったまま、上陸しようとしている赤ちゃん蛙もいました。
周りの蛙の動きで、つられてしまうのでしょうか? どの蛙も無事に山へ辿り着き、2~3年後には、繁殖のため水辺へ戻って来てほしいものです。 「ガンバレー!蛙くん。」

 ちょっと協力していただいて、容器に入っていただき、撮影です。
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■ヤマアカガエル

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 ↑ こちらはヤマアカガエルの子どもです。人間で言ったら幼稚園の年長さんくらいでしょうか。
 蛇に捕まることなく、元気で大きくなってほしいものです。

椿立

5月13日 晴れ

 今日は、イノシシが荒らした湿地の整備で、「椿立カエル洞」(別名:カエルの分校椿立分教場)へ行って来ました。
分教場は、なつかしい生きものたちが絶えないようにと、かつての田んぼを水辺として維持管理している所で、椿立の場合、2004年の2月につくり、あすけ里山ユースホステルの関係者と利用者で維持管理しています。

 あすけ里山ユースホステルは、尾張と信州を結ぶ、塩の道の宿場町であった旧足助町の中心地から東へ直線で3Kmほど入った標高450mの所にあります。

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 ↑ 廃校になった椿立小学校を改造した「あすけ里山ユースホステル」です。 
木造校舎の雰囲気を残していますので、なつかしく感じる方も多いと思います。

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 ↑ ユースホステルから直線で19Kmほど北西には、猿投山が見えました。 冬ですと、やや右隣に雪を抱いた御嶽山も見ることが出来ます。

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 ↑ なつかしい絵がありました。 小学校時代の足洗い場の壁に、写真に写っているSSさんと、やまねが、2005年の7月2日に、ペンキで好きなカエルの絵を描いたものです。

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 ↑ 椿立のカエル洞(カエルの分校椿立分教場)の下側部分です。

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 ↑ 上の段の湿地を整備するペアレントの小川さんと、友人たちです。

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 ↑ 水辺造りを開始した当時の写真です。 (2004.2.23)

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 ↑ あすけ里山ユースホステルのペアレントの小川さんです。 (2004.2.23)
みなさん、ぜひ、泊まりに来てください。 近くを東海自然歩道が通っています。


■今日、出会った生きもの

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 ↑ 藻に群がるヤマアカガエルのお玉じゃくしです。 お玉じゃくしのうちは、植物質の餌が好きなようです。

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 ↑ 何を食べているのか、群がるお玉じゃくしです。

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 ↑ いたずらしてお玉じゃくしをよけて見ると、タニシがいて、どうもタニシについていた藻を食べていたのでした。

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 ↑水にぽっかり浮かび、寛ぐシュレーゲルアオガエルの♂です。

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 ↑ 産卵間もないシュレーゲルアオガエルです。

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 ↑ 産卵を終え、水の中で休むシュレーゲルアオガエルです。

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 ↑ 土の中に、抱接したシュレーゲルアオガエルがいました。

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 ↑ シオヤトンボの産卵です。

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 ↑ アサヒナカワトンボの交尾です。 ランチタイムのとき、すぐ近くのせせらぎでプロポーズのダンスを始めたカワトンボの♂がいたのですが、♀に受け入れていただき、見事交尾に至りました。 めでたしです。

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 ↑ アサヒナカワトンボの産卵です。




小さなオタマジャクシ

5月12日 晴れ

 昨日の午後、後ろ足が生えていた(出ていた)オタマジャクシがいたので、今日は前足が出るだろうと、朝、カエル谷へ行きました。
やはり、「ぴょん!」と出はじめていました。
 蛙の前足は少しずつ伸びるのではなく、突然、飛び出します。 そう、「ぴょん!」と言う感じです。
写真の小さなオタマジャクシたちは、アズマヒキガエル(通称:ガマガエル)のオタマジャクシです。

     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
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 ↑ 後ろ足だけが出たオタマジャクシです。

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 ↑ 2匹とも、後ろ足と、左の前足だけが出たオタマジャクシです。
右の前足がもうじき出そうです。

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 ↑ 残りの右前足が、「ぴょん!」と出たオタマジャクシです。 動画でないのが残念です。

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 ↑ 両足とも出たので、カメラに向かってVサインです。(ほんと!)
ところで、問題です。カエルの指は何本でしょうか? ヒント:ガマの油売りの口上では、○○のガマと言っていますが、あれって正しい? 答えは最後に。

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 ↑ 5円玉と比べ、とても小さいことが判ると思います。


 アズマヒキガエルの大きさは、メスの場合、繁殖可能な3歳になった頃の体長は10~17cmほどですが、オタマジャクシのときは、写真のようにとても小さく、後、数日で尻尾が消え、カエルの幼体になったときは、5円玉の穴を通ることが出来るほど小さいのです。


 カエル谷では、モートンイトトンボの成熟した♂がいました。 ↓
数日前に羽化していたようですが、このトンボも小さいので、見落としていました。
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■答え:カエルの指は前足が4本、後ろ足が5本です。夏の夜、庭に面した窓ガラスに張り付いたアマガエルがいたら、ぜひ、数えて見てください。
   


 

シュレーゲルアオガエル

5月11日 曇り時々雨

 天気予報は雨でしたが、みなさん、それでもカエル谷へ入るとのことで、カエル谷へ行きました。
水まわりの点検と補修をした後、ヒシの間引きや、道を塞いでいた倒木の片付けなどをしました。
2時間ほど作業をして小屋でコーヒータイム。 このひと時は捨てがたいみなさんです。
 今日もカエル谷は、シュレーゲルアオガエルが大合唱でした。

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 ↑ 産卵を終え、体を休めるシュレーゲルです。

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 ↑ 変色した♂のシュレーゲルです。 中々可愛いですね。

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 ↑ 抱接するシュレーゲルです。 上の小さいのが♂です。 シュレーゲルは、♀のほうが大き目です。 (^^);
陸から近づこうとすると警戒するカエルたちも、こちらがあらかじめ水の中にいる場合、かなり接近することが出来ます。
 特に、カジカガエルの場合、そのようなやり方でないと、接近はまず不可能です。
つまり、川の中に入り、石になっているのです。(擬態)

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 ↑ シュレーゲルの泡状卵塊です。 ものの本の中には、カエルの産卵は夜行われると書かれていることがありますが、カエルは昼中でも、気象条件などによっては産卵します。
 自然界は、奥が深いだけに、まだまだ不思議が一杯で、謎だらけです。

今年のトンボ

■今年のトンボ
 私が今年確認したトンボを、確認順にあげると次の通りです。

 4月11日 シオヤトンボ
 4月11日 アサヒナカワトンボ(旧ニシカワトンボ)
 4月11日 クロイトトンボ
 4月11日 オツネントンボ
 4月11日 ホソミオツネントンボ
 4月11日 タベサナエ
 4月13日 ホソミイトトンボ
 4月13日 シオカラトンボ
 4月23日 アジアイトトンボ 
 4月29日 ベッコウトンボ (桶ヶ谷沼と鶴ヶ池で)
 4月29日 セスジイトトンボ (鶴ヶ池で)
 5月 4日 クロスジギンヤンマ
 5月 4日 ヨツボシトンボ
 5月10日 ハラビロトンボ 
 5月10日 アカネ属未成熟SP
 5月12日 モートンイトトンボ

ホソミオツネントンボ

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 ↑ 漢字で「細身越年蜻蛉」と書かれるように成虫で年を越します。
冬の間は枯れ草のような色合いですが、4月半ば頃になると写真のような明るい青い色となって、集団で水辺にやって来て植物の組織内に産卵します。
 ただ、普段は、あまり見ることが少ないトンボで、運が良いと写真のような集団に出会えます。
産卵を終えると、再び林の中などに消えてしまいます。
 常時水辺近くにいないのは、他のトンボなどに襲われることを避けているのではないかと思われます。


ハラビロトンボ

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 ↑ ハラビロトンボの♀です。 時おり雨が降る肌寒い日でしたので、止まったまま、じっとしていました。 昨年、大分の野依新池近くの草地で、アオビタイトンボを初めてみましたが、大きさや、おでこの青い模様など、雰囲気が似ていました。
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 ↑ ハラビロトンボがいた土手ですが、すぐ近くに、耕作を止めて2~3年ほどの休耕田がありましたが、そこが繁殖地と思われます。
 水深の浅い、背丈の低い湿地状の水辺が彼女たちの繁殖場所です。 遷移が進み植生が変わったり、水深が深くなり、他の大きなトンボが増えてくると、ハラビロトンボのような小さなトンボは消えて行きます。
ですから、耕作を止めた田んぼであっても、ほどほどの手を入れることで、彼女たちの生息環境を維持出来るのです。




 
 

シュレーゲルアオガエル

5月4日のことですが、
 カエル谷では、シュレーゲルたちが、コロロキリリと、きれいな声で盛んに鳴いています。
今、彼らは恋の季節なのです。

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 ↑ シュレーゲルアオガエルの泡状卵塊です。水辺の湿った土の中などに卵を産みつけます。

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 ↑ 産気が迫っていたりすると、穴の中などでなく、このように地表や草の上などに産み落としてしまうこともあります。 このままですと、乾燥してしまいますので、水辺へ移動しておきました。
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 ↑ 産卵を終えた♀のカエルたちは、しばらく水に体を冷やしたりして、お休みモードに入ります。
ただ、そろそろ蛇が出て来ていますので、危険なときでもあります。
捕まらないようにしてくださいね。

みんなで山へ

5月8日 快晴

 昨日までの雨も、晴れ男のKIさんのおかげか、快晴でした。
7台の車に分乗し、カエルの分校とコンパスの山仲間がコラボした初の山歩きです。
参加者の年齢幅は35歳ほどで、最年長者は、分校の人気者キクちゃんで、83歳です。
78と思っていたので、そう紹介したら、「若く見られて、うれしいわ!」と、笑顔のキクちゃんでした。
年は重ねてられるキクちゃんですが、みなさんに好かれ、あんな風に年を重ねたいなあと思われている目標の人です。
 元造園業で、ご主人が亡くなられた後も、70代前半までは、かつてのお客さんの庭木の手入れをボランティアでされてましたので、けっこう身軽で木登りが上手です。
かといって男勝りにバンバンやるのでもなく、控えめで、可愛いところがあり、気立ても優しく、明るく前向きで、俳句をたしなみます。

出会いを大切に
 小学校低学年の頃、隣にどんな子が来るかは、誰もが気になったことと思います。
あのわくわく感を、いくつになっても大切にしたいと、やまねは考えます。
それで、誰がどの車に乗って行くかは、やまね流で決めさせていただきました。
そのポイントは、
 ①カップルや夫婦は引き離す。(冷たいようですが、たまにはいいのです。相手の良さも判ります。)
 ②いつもつるんでいる同士も引き離す。(新しい友人を作っていただくためです。)
 ③どの車も、男女の比率は同じようにする。(異性がいることで座が和みます。)
 ④行きと帰りは、メンバーを入れ替え。
 つまり、子どもの頃のように、いろんな方と親しくなってもらうとのネライです。
そして、各車両ごとにホスト(またはホステス)役を決め、道中、みなさんが親しくなれるよう働きかけていただきました。
名前が覚えられなかった人には、ペナルティで、ドライバーさんへチップをあげるとの縛り(脅し)も入れました。

 ちなみに行きの各号車の男女比率は
A車、B車、C車、D車、E車…2:2、F車…1:2、G車…1:3で、
帰りは、A車、B車、C車、D車、E車…2:2、F車…1:3、G車…1:2と、
男性12名、女性15名でした。
車両提供とドライバーは、男性にお願いしておきました。

 結果は、思惑通りで、ランチタイムのときは、各車両ごとに、他のメンバーの方を紹介し、他の車両の人たちの質問にも応えていただきました。
 名前で困る人はゼロ。人間、歳を重ねても、その気になれば出来るのです。
趣味や、好きなこと、好きな食べ物、はては馴れ初めとか、好きな異性のタイプの話も出たりと、大いに盛り上がりました。
 山歩きも、大勢で行くときは、こんな趣向を入れるのも、いいものです。


■道中

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      (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。) 
 ↑ 途中、橋の上から小戸名渓谷の美しさを堪能いただきました。 
帰りは、渓谷に沿った山道を通りました。 秋も来たいね…との声がありました。

■班編成

 全員、1415mの山頂を目指すことも考えられましたが、無事を優先し、本人の希望を入れて、麓の散策班(12名)と、山登り班(15名)に分け、各リーダーと、昼の集合場所と時間を決め、歩き始めました。
 コンパスの人たちと、リーダーのみなさんは、地図とコンパスを使いこなせますので、集合地点を地図上で確認しておけば、目的地へ到達出来るのです。

■麓の散策班が見た自然

 麓と言っても標高では1245m~1265mほどの所を登ったり降りたりの散策ですから、下界と比べ、半月ほど季節が遅れている感じでした。

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 ↑ ミヤマエンレイソウ(別名:白花延齢草)です。 やや小ぶりでした。

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 ↑ シロモジの花と若葉です。
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 ↑ ブナ林です。
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 ↑ 芽吹き途中のブナです。 なぜ、部分的に芽が出るのでしょうかと話題になりました。 そう言われて見ると、他の樹木ではあまり見ることのない不思議な現象です。

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 ↑ クマノミズキの若葉です。 光を通し、輝いて見えました。
上記の写真は、全て長野県側です。

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 ↑ 愛知県側の牧場です。 遠くに見えるのは愛知県の奥三河と静岡県の山々です。

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 ↑ 山頂の展望台です。 私たちが見てた県境付近からは、直線で750mほどあるのですが、デジカメのズームを一杯効かせてSSさんが撮りました。写っているのは、山登り班の人たちです。
 声が届かなかったので、SSさんが携帯で「東側の牧場を見て!」と言ったら、気づいてくれました。

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 ↑ 肉眼で見た茶臼山(1415m)です。

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 ↑ ミズナラです。ブナとともに、存在感があります。

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 ↑ ほとんど知られていない名もない沼です。 タゴガエルが鳴いていました。

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 ↑ ヒノキに挟まれたヤマザクラの樹ですが、どちらが先に生えたかが話題になりました。 みなさんはどう思いますか? やまねは、倒木更新で、ほぼ、同年と見ています。

■カエル館

 ランチを終えた私たちは、再び根羽の牧場側へ戻り、一年ぶりに、カエル館を訪ねました。
カエル館の熊谷館長とやまねは20年近い付き合いで、カエルの分校とも、親しくさせていただいています。
 今回の参加者の半数くらいの方は、カエル館は初めてでした。

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 ↑ カエルの餌を食べる様子です。 ほとんどの方は、カエルが餌を食べる瞬間は初めてのことで、興味を持って見てられました。 餌やりは、やまねが担当しました。 (^^)

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 ↑ 恋の季節を迎えたシュレーゲルアオガエルは、抱接をしてました。
「いとおしく感じるわ…。」とは、ご婦人方の感想でした。

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 ↑ カジカガエルです。

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 ↑ ダルマガエルです。 3年前に、カエル谷から、お嫁に行ったものです。
トノサマガエルより、元々体形がふっくらしているのですが、運動不足のようで、ややメタボ気味でした。
やまねとは久々の対面ですが、彼女は、やまねのことを覚えていません。

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 ↑ アフリカツメガエルです。 こちらは、水中暮らしが主のせいか、体形的には、ぽっちゃりしています。

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 ↑ ネバタゴガエルです。 「ゥワン!」と鳴いて、みなさんを喜ばせてくれました。

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 ↑ ネバタゴガエルです。 この写真は、2004年の11月14日に、北里大の竜崎先生や、カエル館の熊谷先生と、生息域調査で段戸裏谷へ行ったときに撮ったものです。

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 ↑ 向かって左が竜崎先生、右が熊谷先生です。
当時は、染色体と、声紋が異なることは掴んでいましたが、遺伝子が3代続くかの確認中で、新種申請の論文発表前のことでした。


■記念写真

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 ↑ 今回の参加者のみなさんです。 スタート地点に戻って。(撮影:SSさん)

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 ↑ 根羽の牧場から見た南アルプスです。左から荒川岳、赤石岳、聖岳などです。(今日は、花曇で霞んでましたので、03年に撮影したものを載せました。)

■カエルの卵

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 ↑ ヤマアカガエルのオタマジャクシと卵塊のあった湿地帯です。(根羽牧場内)

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 ↑ ヤマアカガエルのオタマジャクシと卵塊です。
カエル谷とは、1ヶ月から2ヶ月近く遅いようです。


 やはり、山の上は涼しくて、やまねには一番でした。

6月の初めには、テントと寝袋を持って、カエルの調査に再び訪ねる予定です。







4度目の尾道  帰る日 ③寄り道

4月10日 晴れ

 B&B潮風さんから兼吉(かねよし)までは、道草をしながら歩いても、30分もあれば十分です。
これまで、二度行っていますので、バス通りを行かず、地元住民しか通らないような道を、のんびり歩きました。

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     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ 「ばんよりさん」です。(木製の手押し車で鮮魚を売り歩くおばちゃん)
 兼吉は、昭和を感じる町です。

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 ↑ 「兼吉バス停」から見た「尾道渡船」の桟橋です。

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 ↑ 島の中を走る巡回バスと、大林宣彦監督の映画「あした」のロケで使われた建物です。
 映画では、「御調島」の「呼子浜港の待合所」として使っていたものを、町が譲り受け、「兼吉バス停の待合所」として使っていました。 

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 ↑ 建物内には、映画で使われた航路図(架空)が残されていました。
なお、映画に出てくる御調島や呼子浜などは架空の地名です。

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 ↑ 「秀山荘」(日立造船の保養所)のある丘です。 尾道桟橋の西側にありました。

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 ↑ 漁を終え、網の手入れをする漁師さんです。
「今朝の漁はどうでしたか?」 「まあまあね。」 「写真、撮らさせてください。」 「ああ、いいよ。…」

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 ↑ 兼吉の渡船桟橋と船溜まりです。 

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 ↑ 「秀山荘」への坂道です。
坂の上で三脚を立て写真を撮ってられた方がいましたので、暫し待機です。

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 ↑ 桜の花びらが、花の終わりを告げていました。

 「どうも、すみません。上がって来てくださ~い。」と、上の方。
向島のYさんと言われるとても気のいい方で、いろいろおしゃべりをしました。
現役を退いてから、向島を中心に、写真に力を入れてられるとのことでした。
「秀山荘」近くの撮影スポットや、撮る際のポイントなどを教えいただきました。
ありがとうございます。

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 ↑ 尾道水道と、行き交う渡船です。

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 ↑ 尾道渡船の兼吉桟橋とフェリーです。 手前には漁船も見えます。

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 ↑ 穏やかな春の海を、タグボートに引かた船が通り過ぎて行きました。
背後には天寧寺の三重塔も見えていました。

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 ↑ 行き交うゴンドラが写っているのですが解り難いですね。
アドバイスに基づき、そのタイミングを狙ったのですが、主題がボケています。
もう少しアップにすべきだった気もします。
 でも、B&B潮風さんや、Yさんのおかげで、素晴らしい景色を堪能できました。

 後日、坂道で知り合ったYさんから、作品が入ったDVDが送られて来ました。
そして、驚いたことには、やまねが写った写真も入っていました。 ↓ 
 一人旅は、自分の写真がほとんどありませんので、良い思い出になります。
Yさん、ありがとうございました。

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 ↑ 往きに「ばんよりさん」を見た辺りで、別の「ばんよりさん」が商いをしてました。 前の「ばんよりさん」は、いませんでした。 お客さんが多いようです。 あるいは、渡船で尾道の街へ行かれたのかも知れません。

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 ↑ 初めて乗る尾道渡船からの眺めです。 見えている山は岩屋山です。

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 ↑ 船内です。

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 ↑ 小歌島方面です。

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 ↑ 尾道水道越しの鳴滝山、鉢ヶ峰方面です。

 船を降りたやまねは、お好み焼の村上さんへ向かったのですが、なぜかのれんが裏になっていて、店は開いていませんでした。 水曜日ではないのですが、お休みのようです。 
 (補足) 後で判ったのですが、営業は12:00からで、11:20頃行ったので開いてなかったのでした。

 そこで、B&B潮風さんお勧めのお蕎麦屋さんを思い出し、記憶を頼りに探しましたが中々見つかりませんでしたので、奥の手を使わさせていただきました。
  「笑空(えそら)さんを探しているんですが、見つかりません。今、商工会議所の前にいます。」
  「そこなら、山の手側を向くと左手に薬局があるから、そのすぐ左手の小路を入って3軒目の右側よ…。」
と言うことで、無事、辿り着け、おいしいお蕎麦を食べることが出来ました。
 この小路は通ったのですが、のれんが「打」となっていたので、よそのお店と思って通り過ぎたのでした。 ↓

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 ↑ お店の方々です。 了解を得て撮らさせていただきました。
「B&B潮風さんに教えていただきました。」と言うと、「私たちもB&B潮風さんには、大変お世話になっています。」とのことでした。 B&B潮風さんも少しずつ認知されていて、うれしいです。
 みなさん、明るく、てきぱきと仕事をされていました。

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 ↑ ざるを一枚お願いしました。 今まで食べたことのない、とても細い麺で、とてもおいしかったです。

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 ↑ 東広島市からたびたび来られるとの明るい常連さんです。
持ってられるバックは、東京で買われたとのこと。 ニコニコしながら、店内の人たちと、楽しくおしゃべりをされていました。
 立て込んで来たら、「お客さん、そちらへ行ってよろしいですか?」と、返事をする前に湯飲みなどを持って、私の前の席に来られました。 このようなお客さんがいると、お店も助かりますね。
 元々の出は、岐阜県の本巣郡と知って驚きました。私の友人は、本巣郡の根尾で陶芸をしているので、本巣には時々訪れています。「薄墨桜」のあるところです。
そんなことを話すと、「なつかしいなぁ、なつかしいなぁ」と言われるお客さんでした。
 旅の楽しみの一つは、このような出会いもありますね。

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 ↑ 12:45の電車で尾道を発ちました。

 今回も、おかげさまで、良い思いでがたくさん出来ました。 
旅で出会った方々、そしてB&B潮風さんに、感謝感謝です。


 おしまい。


 

4度目の尾道  帰る日 ②貴重なひととき

4月10日(土) 晴れ

 小歌島からはB&B潮風さんへ戻ったのは7:10頃でした。
朝食の時間までに、荷物の整理と、お世話になった部屋の片づけをしました。

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 ↑ 朝食とコーヒーと、デザートです。 どれもがおいしかったです。

 「やまねさんは、今日がお帰りでしたね。」と、朝食の後、煎茶を立ててくださいました。
やまねは、このようにしていただく煎茶は、これまで一度しか経験がありませんでしたので、煎茶のことや、作法、器や道具のことなどを教えていただいたり、昨夜の続きの向島のことや、旅のことなど、いろいろおしゃべりをしながら、貴重な時間を過ごさせていただきました。

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 ↑ 煎茶を立てられる大女将さんです。 爽やかな香りと、ほどよい渋みと甘みがあり、おいしかったです。 ありがとうございました。


 「尾道渡船は乗ったことがないので、帰りは兼吉経由で行きます。」と言うと、
 「時間があるなら、秀山荘に寄って行かれたらいいわよ。桜がきれい…」とのこと。
 
 道順などをお聞きして、9:30頃、B&B潮風さんを出ました。
 来るたびに、最後の日は、ちょっぴりさみしいやまねでした。

4度目の尾道  帰る日 ①小歌島

4月10日(土) 晴れ

 今日は帰らなければならない日です。
土曜日ですが仕方がありません。明日、仕事が入っているのです。
一応、社会人でもあるやまねですから、他の方々にご迷惑をお掛けするわけにはいかないのです。

小歌島
 朝の散歩は、Tさん所有の小歌島へ行って見ました。 (注:一般の方々の立入りは出来ません。)
ルートなどは、女将さんに聞いています。 
 小歌島は、こうたじまではなく、おかじまと読みます。
字面からは、こうたじまのほうが自然で響きも良く感じましたが、地名には、それなりの歴史や謂れがありますので、おかじまで良いと思います。
 なお、小歌島の位置ですが、JR尾道駅の南400mほどにある灯台のある小高い山(海抜26.4m)が小歌島です。 駅前渡船も、福本渡船も、向島へ渡るときは、この島を目指して行きます。

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     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ 駅前渡船の中から見た小歌島です。 (3月11日弓削島の帰りに撮影)
 小歌島は、向島と陸続きになっていますが、昔は、その名の通り小さな島だったそうです。
 かつて、因島村上水軍は、ここへ城を築き、尾道水道を支配していたそうです。

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 ↑ 小歌島の上から見た尾道水道です。 福本渡船が向島へ着こうとしています。

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 ↑ 尾道桟橋が見えています。ここから各島へ船が出ています。 後は、鳴滝城山や鳴滝山、本鳴滝山方面です。

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 ↑ 尾道水道と千光寺山です。駅前渡船(左)と福本渡船(右)が見えています。

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 ↑ 小歌島の頂は、ちょっとした公園風になっていて、桜がきれいでした。

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 ↑ T家の守り神でしょうか。神社もありました。

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 ↑ 小歌島灯台です。 尾道の駅側から見ると、中腹にあるように見えていたのですが、山頂近くにありました。 周囲の木々が、島をより高く見せていたようです。

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 海辺まで降りてみました。 女将さんは、子どもの頃、ここでよく遊んだそうです。

 縁あって小歌島を訪ねることが出来ましたが、静かで、雰囲気のあるところでした。
また一つ、良い思い出が出来ました。 ありがとうございます。





 

田んぼ

5月2日 快晴

 2月に宗次さんが亡くなり、諦めかけてた今年の米作りですが、百々子さんのたっての希望で急遽作ることになり、3月29日と4月19日に引き続き、分校のみなさんと、田んぼの手伝いに金蔵連へ行って来ました。
 G.W中に田植えが出来たらよかったのですが、4月の天候不順で苗の生育が遅れているため、田植えは今月の20日~25日頃になりそうです。

 今日は次のような作業をしました。
   ①イノシシが荒らした畦や、水路の補修
   ②イノシシ避け柵の補修とネットの追加
   ③畦塗り
   ④草刈り ほか

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     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ 畦塗りをする百々子さんです。

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 ↑ イノシシが荒らした水路と田んぼです。

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 ↑ 水を入れておいた田んぼには、オタマジャクシがたくさんいました。

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 ↑ もうじきオタマジャクシになりそうな卵もありました。

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 ↑ 孵化間もないオタマジャクシもいました。

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 ↑ イノシシ侵入防止のネットを張るみなさんです。
 息子さんも、町から駆けつけて来られました。 明日は、代掻きです。

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 ↑ 「お茶にしませんか~!」と呼ぶSさんです。


■お昼の休憩で見つけたもの

 田んぼでは、シュレーゲルアオがエルと、アマガエルが盛んに鳴いていました。
 水面に動きがありました。 何かが泳いで行きます。 「ん!あの動きはアマガエルじゃないかな…」
行って見ると、思った通りアマガエルが抱接したところでした。

(参考)
 体外受精のカエルは、交尾器官を持たず、♀が出した卵に♂が精子をかけて受精させます。
♂は、繁殖期になると盛んに鳴いて(メーティング・コール)、♀に自分の存在を知らせ、近くへやって来た♀の背中に乗り、前肢で♀の腹を抱きかかえます。これを「抱接」言います。 ♀は、♂に脇腹を抱かれた刺激で卵を放出します。
 蛙合戦とは、抱接するために集まって来た♂たちの♀を求めてのバトルを言います。

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 ↑ 鳴き声に惹かれて近づいた♀蛙、泳いで行って、後ろから抱きかかえる♂のアマガエルです。

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 ↑ ♀も♂を受け入れたようで静かにしています。

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 ↑ 幸せそうな表情の♂蛙です。(上の小さなほうが♂です。)

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 ↑ 7mほど離れたところで、♀を求め、鳴き袋を膨らませて一生懸命に鳴く♂のアマガエルです。

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 ↑ タヌキの足跡もありました。

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 ↑ 田んぼの隣の川にも行って見ました。 宗次淵です。 サナエトンボがいましたが、一瞬でしたので種の同定は出来ませんでした。

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 ↑ 帰る頃には田んぼの水が一杯になりました。 こうして、田植えまでに、水温を上げるのです。

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 ↑ 田んぼの隅には、ヤマナシの花が咲いていました。











  

マニュアル世代

5月1日 晴れ

 今日は、知多郡東浦町が整備中の、(仮称)東浦自然環境学習の森で、作業道具を入れる物置の組立てがあり、ゴールデンウィーク中にも関わらず、シルバーの方々を中心に12名(男性)+2名(女性)のボランティアの方々が駆けつけました。
 みなさんの共通項は、『昔のような里山を再生し、後世に伝えたい』との想いです。

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 ↑ 最初は、笹を刈り、高低差が30cm近くある敷地を均した、ブロックでの土台づくりです。
    「この列は、水平OK!」
    「こっちは、もうちょい低くして…」
    「どうや!」 
    「OK!OK!」 
    「あれ!さっきOKだったにぃ??」 
    「すみません、もう少し、そのブロック高くして!」
    「えーかいのぅ…」
    「水糸引かなぁ、あかんかったかなぁ」
 何だかんだと言いながらも、Kさんの活躍で1時間半ほどで終了し、床枠をセットし終えたところで、とりあえずお茶にしました。
 
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 ↑ 組立て再開です。 みなさん、順調に進んでいるかに見えたのですが…。

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 ↑ 「おいおい、壁が変だぞ!」 「あれれ!ほんまや」

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 ↑ 片付けなどのため、昼頃から合流したOさんが見に来ました。
マニュアルを見ながら一言。
    「やり直しですね。」
    「ほんまかい!」
がっくり来るみなさんでした。

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 ↑ 以後は、Oさんの指示の元、マニュアルに従って組立てるのでした。

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 ↑ 完成間近です。

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 ↑ 棚作りも済み、シャッターの調整も終わり、どうにか完成しました。
   「お~い!何時や…」
   「2時ちょっと前や!」
 ちょっと遅めのランチにしました。やれやれでした。
 9時開始でしたから、休憩を入れて5時間ほど掛かったことになります。
誰かが言いました。
   「苦労はせんとあかんなぁ…、物置一つでも、達成感があったよ。」 
みなさん、共通の感慨だったようです。
そうですね。 苦労して初めて分かることは多いですね。

 みなさん、さわやかな笑顔でした。


■発見
  以前「話を聞かない男、地図の読めない女」と言う本が話題になったことがありますが、あれは販売戦略としてのタイトルに過ぎないように思います。
 男も女も関係なく、話を聞かない人や、地図の読めない人は時々見かけはしますが、どちらかと言うと、話を聞こうと努力しない人であり、地図を読めるように努力しない人と思います。
日々、何とかしようと、心がけるだけで、人の話を聞ける人で、地図も読める人になります。
脳の構造が違うからと、諦める必要はないように思います。

 今日の現場を見ていて、今どきの女性はさすがと思いました。
私たちの世代が、マニュアルをしっかり見ようとしない世代であるなら、若いOさんは、マニュアル世代であり、男を使いこなす賢い女性と言えます。
 私たちの世代は、山勘世代と言うか、早とちり世代とでも言ったら良いのかも知れません。
みなさん、人の良い方ばかりで、船頭が多くちゃやりにくかろうと、口出しせずに、黙々作業をしていたのも裏目に出たようです。

 シルバーの人たちも、嫁には、従わなあかんなと、強く感じたことと思います。

 やまねも、ひとつ勉強できました。 マニュアルは読むべしです。 ありがとうございます。
ただ、現実には解りにくいマニュアルもありますね。 つい、ぼやいてしまうのも、私たち世代のようです。




ベッコウトンボ調査 (鶴ヶ池)

4月29日 雨のち晴れ

 午前に桶ヶ谷沼の調査を終えた私たちは、気になっていた鶴ヶ池の調査に行きました。
何が気になっていたかと言うと、2008年までは、ベッコウイトトンボが、それはたくさんいた鶴ヶ池が、昨年、激減したため、今年がどうなったか確認したかったのです。

■結論
 鶴ヶ池のベッコウトンボは、かろうじて11頭確認出来ました。(内、成熟♂1)
 ただし、姿が確認されたエリアは限定的で、池の南東の草原で休んでいました。
 これらのベッコウトンボは、鶴ヶ池で羽化したものなのか、西南西に直線で350mほとの、桶ヶ谷沼の実験地から飛来したものかは不明です。

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 ↑ 鶴ヶ池と桶ヶ谷沼の位置図です。
(画像の上でクリックすると大きな画像になります。以下同じです。)

 両者は直線で約600mの間にあり、標高50~60mほどの尾根一つを隔てた南北に位置します。
 鶴ヶ池の南東の緑色で示した点が、今回ベッコウトンボが確認出来たエリアです。

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 ↑ 東北側の堤体上から、鶴ヶ池の南側を見たところです。
ベッコウトンボは奥の左半分付近の草原で休んでいました。 (トイレや東屋、ベンチ、滑り台がある広場と周辺)

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 ↑ 上記の位置から少し南へ近づいて撮った鶴ヶ池です。 広場の滑り台や、東屋などの一部が見えています。

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 ↑ 東北側の堤体上から、鶴ヶ池の北西側を見たところです。

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 ↑ ベッコウトンボの若い♂です。 1頭だけでしたが、成熟した黒い♂もいました。

 もう少し、調査頻度を上げて、鶴ヶ池のベッコウトンボ激減の要因解析の一助になればと思います。

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 ↑ 草むらで見つけたニホンアマガエルです。 手をそっと差し伸べたら、ぴょんと飛び乗り、這い這いしてこの位置へ来ました。
上の写真と下の写真の違いが判りますか?
 下は、前足をたたんで、リラックスしている所です。 アマガエルは可愛いですね。 (^o^)

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 ↑ クロイトトンボの若い♂です。

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 ↑ クロイトトンボの成熟した♀です。

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 ↑ シオカラトンボの♀です。

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 ↑ 羽化間もないショウジヨウトンボの♀です。

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 ↑ タヌキモの花や

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 ↑ コウホネの花も咲いていました。

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 ↑ ナナホシテントウや、

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 ↑ ナミテントウなども観れて、充実した一日でした。


 往復とも、運転されたSSさん、お疲れ様でした。
他のみなさんも、ありがとうございました。










 



 

ベッコウトンボ調査 (桶ヶ谷沼)

4月29日 雨のち晴れ

 『カエルの分校』の恒例になった桶ヶ谷沼でのベッコウトンボの調査会に参加して来ました。
ベッコウトンボ(学名:Libellula angelina )は、環境省の絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されているトンボ科のトンボです。
 私たち『カエルの分校』は、珍しいものだけに注目して、それを残そうとしている団体ではありません。
昔なら、ごく普通にいた、なつかしい生きものたちを、少しでも多く次の世代に引き継ぎたいと活動しています。
 桶ヶ谷沼のベッコウトンボについては、ビジターセンターの前所長だった細田先生と、やまねが懇意にしていたことと、調査を通じて得られる知見や、人的ネットワークが、私たちの活動にも役立つために、ご協力させていただいています。

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    (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ 桶ヶ谷沼のある谷間です。 正面のハンノキの奥に沼があります。 (ビジターセンター臨時駐車場より)
 写真で見ると、周囲には何もない自然豊かな地域に見えますが、すぐ近くには、自動車メーカーの工場や、生コンプラント、国道一号線バイパスなどがあります。
 朝からの雨も桶ヶ谷沼に着いたときは上がり、何とか調査が出来そうでした。
 やまねは雨男ですが、どなたか晴れ男がいるようです。 

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 ↑ 調査の目的や、やり方を説明する福井所長です。 (4月から細田所長の後を引き継がれました。)

 桶ヶ谷沼のある磐田は、先ほどまで大雨だったとのことで、開始時間を30分遅らせ、例年ですと、沼の近くでやる調査前の説明を、ビジターセンターで行いました。
 このグラフで判るように、日本でも有数のベッコウトンボ生息地と言われた桶ヶ谷沼も、いろんな要因が絡み合い、厳しい状況にあり、色んな手を打ちながら、絶滅を防いでいるのが実態です。
それだけに、毎年の調査が欠かせません。
 私たち『カエルの分校』の5人は、E(実験地)、F(沼べり)地区を調べることになりました。

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 ↑ ベッコウトンボの♀です。

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 ベッコウトンボの若い♂です。 上の写真の♀との違いが判りますか?
お腹の先端の形状が異なります。 (尻尾に見えるのは腹なのです。)

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 ↑ ベッコウトンボの羽化殻です。

 沼本体でのベッコウトンボの激減要因としては、いろいろ考えられています。
ひとことで言ってしまうと、沼を取り巻く、人間の意識と、生活様式が変わったことが、最大要因との見方が出来ます。
 周囲での米作りがなくなり、池干しがなくなったことにより、ヘドロが堆積し、酸欠状態になっています。
後背地開発などによる流入水の減少や、土砂の流入は、陸地化による植物の異常繁茂などを引き起こし、結果、水質悪化や、トンボの産卵に適した水面を狭めています。
 近年の野鳥観察ブームにより禁猟区になったことでの水鳥の増加も、皮肉なことに水質悪化の要因になっています。
 ザリガニや、ミシシッピーアカミミガメ、ウシガエルなどの捕食圧なども関係していると思われます。

 桶ヶ谷沼のベッコウトンボを絶やさないために、それらの要因を排除した実験地が関係者により設定され、実験池や、コンテナによる人為的産卵誘致が図られ、それなりの成果が得られています。

 
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 ↑ ベッコウトンボの飼育・増殖のためのコンテナです。
 コンテナの中に、沼本体の激減要因を取り除いた生態系を創り、産卵誘致をしているものです。
コンテナは、高価なので、『カエルの分校』も、ご協力させていただいています。 

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 ↑ クロスジギンヤンマの羽化殻です。
福井所長によれば、今年は異常に発生しているそうです。 彼らは大きく、羽化の時期も重なりますから、ヤゴの時代や、羽化直後のベッコウトンボにとっては捕食圧となり、脅威です。
 自然は微妙なバランスの中で成立していますから、特定の生きものだけを増やしたいと願っても、中々難しいのです。 かといって、トンボの好きな関係者が、クロスジギンヤンマを排除は出来ないでしょう。
 そして、このことは、クロスジギンヤンマにとっても、沼本体の環境が悪化しているとも見られるのです。
私たち人間の若者が、親元を離れて新天地で暮らそうとするように、生きものたちも、より良い環境で子孫を残そうとします。
 そのための大切な要素は
   ①餌が確保できること。
   ②安心して、休息したり、眠ることの出来る空間があること。
   ③産卵したり、子育て出来る空間があること。
であり、どれ一つ欠けても、生きものは離れていくか、減少していきます。
これは、同じ生きものである人間にも、当てはまることなのです。

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 ↑ 羽化途中のベッコウトンボです。
通常、11時20分くらいの時間帯ですと、ベッコウトンボは羽化を終え、水辺を少し離れた草原で休息しているのですが、9時近くまでの雨の影響で、気温が低く、羽化が遅れていたようです。
それでも、羽化殻から離れていますので、このまま晴天が続けば、1時頃には飛び立つと思われます。

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 ↑ ベッコウトンボの羽化を覗き込む人たちです。
天候が悪かったことが幸いした、感動シーンでした。

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 ↑ 翅が十分乾き切ってなく、お腹の水分も出し切れてない、羽化間もないベッコウトンボです。

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 ↑ ベッコウトンボの成熟間際の♂です。

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 ↑ ベッコウトンボの成熟した♂も、1頭だけ確認出来ました。

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 ↑ かつて、沼の周りは、うっそうとした照葉樹の森に囲まれていましたが、沼と沼を取り巻く環境を、ベッコウトンボがたくさんいた頃に少しでも近づけようと、除伐が行われ、木の間越しに沼が見えるようになっていました。
これは、これで、一つの試みとして今後に期待が出来ると思いますが…

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 ↑ 伐採され、林の中に置かれた木々です。
 かつて、森の木は、燃料や木材として使われていましたから、伐採された木が、林の中に置かれたままになることはありませんでした。 これは、木の葉や、枝でも言えたことでした。
 伐採した木々を林内に残すことは、次の二つの点で、気掛かりです。
①昆虫などの異常繁殖の温床になり、生態系のバランスが崩れ、新たな問題が起きる恐れがあること。
 →カシノナガキクイムシの異常繁殖に伴う「ナラ枯れ」なども、現代の里山管理が生んだ問題です。
②朽ちて行く過程の木々や木の葉は、雨降りのたびに、水に溶け込み、沼の富栄養化を促進させる恐れです。

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 ↑ 今日の調査で、確認されたベッコウトンボの数です。
直前まで雨が降っていたので、調査時間、やり方などが、これまでと少し変えているので、参考データーとなる模様です。 
 続けて予定されている5月3日のシーズン2回目の調査結果を見て、公式データーにするかが決まるようです。

 29日が雨になるのは、初めてだったとのことでした。
関係のみなさま、ご苦労様でした。 私たちも、いろいろ、学ぶことが出来、有意義でした。 
野路の会、桶ヶ谷沼を考える会、桶ヶ谷沼ビジターセンターのみなさまに、改めて感謝申し上げます。


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 ↑ 桶ヶ谷沼ビジターセンター内の展示です。 今のシーズンは、ベッコウトンボを中心として展示とのことでした。 ベッコウトンボのことや、保護活動などのほかに、生きたヤゴなども飼われ、観ることが出来るようになっていますから、GWや、休日を利用し、出来るだけ多くの方に訪れていただきたいと思いました。


■5月3日の調査結果 (ビジターセンターの話から追記)

 109匹(昨年110匹)が確認され、その約6割が沼の北側で見られた。
 今年の羽化は、昨年と同じ4月5日に始まったが、寒暖差の大きい天候の影響で、その後の発生は例年より遅れ気味。
 沼の北側には、3年前から「ザリガニ侵入防護柵」を設置しているが、今年初めてベッコウトンボの羽化が確認された。 (縄張り行動や、交尾、産卵などは、昨年、やまねも確認しています。)

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 ↑ 「ザリガニ侵入防護柵」を設置した水辺


 

カマキリの赤ちゃん

4月29日 雨のち晴れ

 今日は、ベッコウトンボの調査で、「桶ヶ谷沼」(静岡県磐田市)へ行って来ました。
そのとき、見つけたオオカマキリの赤ちゃんです。(一齢幼虫)

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    (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ 孵化し前幼虫から脱皮したてのオオカマキリの赤ちゃんです。 

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 ↑ 成虫のカマキリと違い、眼が黒く、翅がありませんが、外敵を察知しやすいようにでしょうか、体の割には長い触角を持っています。
 一人前にファイテングポーズをとるものもいます。 (^^)

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 ↑ 今日は、風が強かったので、赤ちゃんたちは、飛ばされないようにしっかり支え合っているのですが…

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 ↑ 飛ばされる赤ちゃんが続出です。

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 ↑ 何とか葉に掴まることが出来た赤ちゃんは、ラッキーと言えます。
中には遠くへ飛ばされてしまうものもいました。

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 ↑ 仲間がほとんど飛ばされてしまいました。 掴まっているのは、脱皮殻です。

 どの赤ちゃんも、立派な成虫になってほしいものです。
ちなみに成虫は、こんな感じです。 ↓ 赤ちゃんと違い、さすがに凛々しいですね。 (2009年9月22日 百田にて)

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 なお、ベッコウトンボの調査結果などについては、近日中にアップします。



     つづく

4度目の尾道  三日目 ②-2)鳴滝山から鉢ヶ峰

4月9日 くもりのち雨

 鳴滝城山の南稜を登っているとき、一度パラパラと来ましたが通り雨だったようで、すぐに止みました。
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 ↑ 峠にあった道標です。 先回は車道を行きましたが、今回は歩道を歩きました。

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 ↑ 熊野神社ですが、イノシシ避けの柵がしてあり、境内に入ることは出来ませんでした。
 やまねの所もそうですが、この辺りもイノシシには苦労されているようです。

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 ↑ 廃屋です。
 「住めば都ですよ。ただ、バイクで町へ行くのが近頃は、おっくうになって来ました…」と言ってられた宮地さんでしたが、過疎化を止めるのは困難な、山の上の鳴滝集落です。

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 ↑ 10分ほど登った所から見た鳴滝城山と尾道水道です。

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 ↑ 鳴滝集落から八注池(やつがいけ)へ通じる歩道ですが、自転車か一輪車?のためでしょうか、中央にスロープが造ってありました。

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 ↑ 歩道と車道の合流点近くから見た八注池です。

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 ↑ 鳴滝山の山頂です。 見晴らしは利きませんでしたが、三等三角点がありました。
 なお、鳴滝山へ通じる緩斜面は、立ち木が伐採された後にモミジが植栽されていて、ルートが判り難くなっていましたので、地形図の八注池の堤体の端から三角点へコンパスを当て、方向を決めて直登しました。
こんなときは磁北線の入った地形図と、コンパスは威力を発揮します。

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 ↑ 北西の道の分岐から見た八注池です。マツなどが除伐されていて、観光?シイタケ園にする計画が進行中でした。
 これは、行政が進めていることでしょうか?即、中止にされたらいいです。
理由としては、シイタケを餌にすることで、イノシシが更に増えることと、ハイカーなどとイノシシの遭遇の確立が高くなり非常に危険です。
 マツなどを除伐した所は日当たりが良くなりますから、余分なものを下から持って来て植えなくとも、コバノミツバツツジなどが自然に生えて来て、山は美しくなります。

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 ↑ 八注池と鉢ヶ峰の分岐です。


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 ↑ よく手入れされた歩きやすい道が続いてました。

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 ↑ 西に眼をやると、木の間越しに、鉢ヶ峰(左429.7m)や、大平山(右424.5m)が見えました。

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 ↑ 四等三角点「本鳴滝」(408.7m)のある本鳴滝山です。

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 ↑ 本鳴滝山から見た尾道水道と向島です。

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 ↑ やはり本鳴滝山から見た岩子島と因島大橋方面です。

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 ↑ 本鳴滝から250mほど行った岩場からの岩子島です。
とても景色が良い所でしたので、岩の上で昼食(稲荷寿司)にしました。 時間は12:20でした。

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 ↑ 尾道水道越しの沼隈半島方面です。 向島が大きく見えます。

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 ↑ 眼下には木原の町を手前に、鯨島や細島、佐木島、因島などが見えていました。

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 歩道上にあったイノシシのヌタ跡です。

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 ↑ 誰もいない山道を歩いていたら、動物の気配がしました。静かに葉が擦れる音のするほうを見ると、顔が白い、きれいな冬毛のテンがいました。
風向きが変わり、やまねに気づいたテンは、木の上に上がったので、ゆっくり観察出来ました。大きさと、動きからすると、♂のようでした。 写真はテンを見つけた地点。(中央やや右手です。)

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 ↑ 付近には、テンの糞が数箇所にありました。

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 ↑ 鉢ヶ峰(429.7m)の山頂です。 二等三角点がありました。

 以下は、鉢ヶ峰の山頂からの眺めです。
尾道水道側は、山頂から南南東に派生している尾根に隠れ見ることは出来ませんでしたが、南西側の展望は素晴らしかったです。

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 ↑ 糸崎、三原方面です。

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 ↑ 細島、小細島、因島、生口島(瀬戸田)方面です。

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 ↑ 左手前から宿祢島(すくねしま…映画「裸の島」の舞台)、佐木島、小佐木島、生口島(瀬戸田)に、三原方面が見えています。

 のんびり景色を見ていたかったのですが、雨になりそうだったので、早々に糸崎へ向かいました。
当初、赤石方面に下り、国道2号線を登山口まで戻る予定でしたが、仏岩でSさんと電話しているとき、「糸崎へ向かえば、電車で尾道へ戻れるわ…」と、教えていただいての選択でした。

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 ↑ 糸崎への下りは、所々に急なところがあり、ガンバレの看板がありました。 糸崎からのコースを、上りに使うと、きつそうですが、山は不思議なもので、きつければ、きついほど山頂に立ったときの達成感と言うか、幸福感を味わうことが出来ます。

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 ↑ それでも、緩斜面になると、コバノミツバツツジがきれいな花を咲かせていて、癒されるのでした。

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 ↑ 糸崎港方面です。

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 ↑ 御山公園です。 ここへ辿り着くとすぐに本降りになりましたが、後は車道を糸崎駅まで歩くだけですので、ほっとするやまねでした。

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 ↑ 四等三角点「御山公園」(みやまこうえん 153.2m)です。
 御山公園から麓へ行くまでにも、ザイフリボク(バラ科、別名:シデザクラ)の白い花が所々に咲いていました。
あまり見かけることのない樹だけに、大切にして、後世に残していただけたらうれしいです。

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 ↑ 無事、JR山陽本線の糸崎駅に着きました。

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 ↑ 15:07の電車に乗ることが出来ました。

 
 鳴滝城山から、鳴滝山、本鳴滝山、鉢ヶ峰と縦走したのですが、平日であったことと、雨が降りそうな天候であったことが幸いしたのか、山歩きの方と出会うことはありませんでした。
 山の魅力には静かさもありますので、今日のような山歩きも、捨てがたいものです。
ただ、美しい自然や景観を前にすると、共に味わうことの出来る同行者や、少しの登山者がいたらとも思うのでした。



■ふりかえって

 千光寺山、西國寺山、浄土寺山(鎖山)、岩屋山、秀山荘の山、小歌島の頂、大影山、(仮称)大影西山、高見山、東岩岳、西岩岳、白滝山、鳴滝城山、そして、今回の鳴滝山、本鳴滝山、鉢ヶ峰と、B&B潮風の女将さんに連れて行っていただいた高見山から観た瀬戸内の島々の美しさに触れたことをきっかけに、尾道水道を色んな方向から見てみたいと、地形図と女将さんのアドバイスを基に、いくつかの頂に立つことが出来ました。
 鳴滝山は山頂が林の中にあり、展望が得られなかったですが、三角点があり、辿り着けたうれしさがありました。
 尾道水道からは遠く離れていますが、Sさんに勧めていただいた弓削島の久司山にも登ることが出来、多島美を味わうことが出来ました。 改めて感謝感謝です。

 一年と少し前に、インターネットで尾道を検索していて偶然見つけた「B&B潮風」さんでしたが、予約を入れたものの最初の訪問は、義母の死で、出発前夜にキャンセル。
当方の都合にも関わらず、「そのような事情であればキャンセル料は結構ですから、次の機会にでもお出でください…」と、気持ちよく対応いただき、その人柄に心惹かれ、「B&B潮風」さんに泊めていただく日が待ち遠しいと感じたやまねでした。
 実際に泊めていただいたら、大女将のTさんも、女将のSさんも、知的で、とても魅力的な方で、旅人たちを気持ちよく迎え、接してくださり、期待通りの寛げる素敵な宿でした。

 「みなさん、民宿・B&B潮風さんをよろしく!」です。




    つづく










学校のビオトープ

4月23日 曇り

 今日は、五ヶ丘東小学校で、新しい4年生の総合学習「五東ビオトープ」がありました。
五ヶ丘東小学校は、今年が創立21年目になる歴史の浅い学校です。
開校当時は、市内でも一二のマンモス校でしたが、新興住宅団地の常で、現在は全校児童数が102名で、後、20年くらいは現状で推移しそうです。

 30分早めに行き、ビオトープをのぞいて見ました。
ちょうど休み時間だったため、子どもたちが遊んでいました。
    「あ!やまねさんだ」
    「みんな、こんにちわ!」
    「こんにちわ!」
    「何見てるの?」
    「カエル!…」
一緒に覗き込ませてもらいました。

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     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ カエルを見る子どもたちです。



はじめは座学
 一時限目は、パワーポイントを使っての座学で、下記について、さらっと学習しました。
 
    1.五ヶ丘の昔の姿
    2.ビオトープ って何んだろう?
    3.五東ビオトープの可能性  「トンボの楽園」
    4.ビオトープでやってはいけないこと
    5.ビオトープへ たくさんの生きものに来てもらうには
    6.五東ビオトープの生きものたち

 五ヶ丘の町は、標高100m前後の11の小山を造成して出来た町です。
出来るだけ自然を残す工法を採用したのですが、消えたものも多いため、自然と触れ合い、自然から多くを学んでほしいと、「五東ビオトープ」が出来たことや、プールも、校庭の草原や、植え込みなども、いろんな生きものが棲んでいるからビオトープなんだよ…などの話と、4年生になると、遊んだり、学びの対象だった「五東ビオトープ」のお世話もして行くので、そのポイントなどについて学習し、質問に答えました。
 たくさん質問が出たので、休み時間に掛かってしまいましたが、次の時間もつづきの学習ですから、OKでした。



本物に触れる
 
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 ↑ 五東ビオトープ入口です。 記念写真を撮ろうかと言ったら、さっと集まって来た児童たちです。 今の子どもは撮られ慣れしています。明るくて良いことです。

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 ↑ 向こうのほうが騒々しいと思ったら、「東っ子動物園」のウサギが2羽脱走とのこと。みんなで捕まえることにしました。
 野外授業には、ハプニングが付きものですが、それらをどう生かすかで、楽しい授業になります。

 最初は、ミニ田んぼで、生きもの探しをしました。

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 ↑ ホソミオツネントンボが止まっているのですが判りますか?
さすがに、児童たちの眼は良くて、次々に見つけていました。

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 ↑ 赤褐色タイプの未成熟個体もいました。

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 ↑ アメンボです。 捕まえようとしてましたが、タモがないのでダメでした。

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 ↑ 小さな巻貝を見つけた児童もいます。
早速、他の児童たちにも、せせらぎや、池、ミニ田んぼで探して来てもらいました。
タニシを捕まえて来た児童もいました。
右巻きと左巻きの見方を教え、捕まえた貝は、どんなだったか答えてもらいました。
     「みんな右巻き!」
 五東ビオトープには、モノアラガイがいて、サカマキガイはいないようです。
そう言えば、昨年のプールのヤゴ救出作戦のときも、モノアラガイがたくさんいましたね。
     「どうしてモノアラガイは、五東ビオトープやプールにいるの?」
     「誰かが入れた。」
     「鳥にくっ付いて来た。」
五ヶ丘東小学校のプールや五東ビオトープには、時々、カルガモやサギが飛んで来るので、彼らの体に卵などが付着していて増えるようです。 そんなことを知っている(予測できる)児童もいたのでした。

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 ↑ 面白いのを見つけた児童がいました。 何でしょうか?
継続して観察することにしました。 (答えは○○の卵塊ですが、そのときの楽しみにします。)

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 ↑ 生きものを探す児童と先生です。

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 ↑ 今日、最も注目を浴びたのは、児童が見つけましたシオヤトンボの羽化でした。
 
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 ↑ 今年一年間、よろしく!とのことで記念写真に収まる4年生全員と、先生お二人です。



感想文から

 後日、自宅へ届いた感想文をご紹介します。


やまねさんへ

  23日は、ありがとうございました。
 新しい4年生は、五ヶ丘東小のビオトープのことをやまねさんから聞いて、とても興味をもって総合の学習に取り組もうという姿勢がみられました。
ビオトープでの観察も新しい発見があり、子どもたちはとても喜んでいました。本当にありがとうございました。
 新しいプレゼンも用意してくださり、ありがとうございました。また、子ども達のところへ来て、いろいろ教えてください。

子ども達の日記です。

 「 今日は、やまねさんにいろいろな勉強をおしえてもらいました。
最初の3時間目は、教室でした。びっくりしたのが何個もありました。一番びっくりしたのは、ひっつきむしの本名が、ヌスビトハギだったことです。
ひっつきむしにも名前があると思ったけど、まさかこんな名前だとは思いませんでした。
4時間目では、実際にビオトープに行って観察しました。
いっぱい観察したけど、一番びっくりしたのは、トンボの羽化しているところが見れたことです。全然びくともしなくて、何時間もそこにずっといたので、羽化ってとっても大変なのがよく分かりました。
やまねさんに、いっぱいビオトープのことを教えていただいて、よかったと思います。   悠馬」

 (やまね注:ひっつきむしがあると、トンボがくっついて死んでしまうことを画像で見てもらったのです。 ↓ )
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 「 今日は、やまねさんがみえ、生きものの事をたくさん教えていただきました。
その中でぼくが一番おどろいたことは、アジアイトトンボが、600㎞までとべるということです。あんなに小さい体で、速く遠くに行けるんだろう?
ビオトープには、たくさんの生きものがいて、生きものにとって大切な所なので、これからずっと守り続けたいです。      直輝」


 「 ぼくは、やまねさんに、いろいろ学びました。
トンボの種類やバッタやアメンボなど、いっぱい見ました。自然をようく見ると、いっぱい生きものがいるんだなあと思います。
今日、うれしいことに、トンボの羽化が見れました。トンボのことが、いっぱい分かりました。そして、トンボがどうやって羽化しているか分かって、とてもうれしかったです。
それと、すごくちっちゃいトンボがいました。3~5センチぐらいのトンボです。その名前は、アジアイトトンボです。
もう一つは、ヒシバッタというとてもちっちゃなバッタがいました。そのバッタは、水の中でも、泳げます。びっくりしました。
もうひとつ、アジアイトトンボは、600㎞ものきょりをとんでいくなんてびっくりしました。
アメンボは、すごくちっちゃかったです。アメンボは、水をかきわけられるのが、すごいなあと思いました。
やまねさんの話は、分かりやすくてためになりました。
これからは、自然や生きものや地球を守っていきたいなあと思います。   風斗」



 やまねさんが帰られた後、やまねさんに聞きたいことがあったら書いてといったら、次のような質問がありました。
よかったら、答えてやってください。
  ① バッタは、いつごろ出てくるの?
  ② モノアラガイの仲間には、左まきがあるけど、タニシも左まきがあるの?
  ③ やまねさんは、何ガエルが好きですか?
  ④ アジアイトトンボは、600キロもとぶけど、もっと遠くまでとぶトンボはいるの?
  ⑤ アメンボの見分け方は?
  ⑥ トンボは、卵を産んだら死ぬの?
  ⑦ ヒシバッタは、生まれた時は、何センチぐらい?
 
  → 後で返事しますが、答えだけを示すのではなく、一緒に学んで行けたらと思っています。
     それは、自分で調べたり、観察を通して気づくことが大切だからです。
                                      (やまね)

 羽化していたシオヤトンボは、次の日の朝、羽が広がり体の黄色と黒色の線がはっきりしてきました。
長放課に子どもたちが見に行ったら、もう姿はありませんでした。
無事に飛んで行ったようです。よかったです。

   → 通常は、昼ごろには羽化が済んで飛んで行きますが、あの日は気温が低くかったので、二日掛かったようです。無事、飛び立つことが出来、良かったです。 (やまね)


 昨日、授業参観、PTA総会、歓送迎会があり、お礼を言うのが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
また、子どもたちが待っていますので、いろんなことを教えに来てください。 
                                       柘植



ビオトープの維持と問題点
 日本各地で、人工的な水辺を造り、お気に入りの生きものや植物を持ち込み、ビオトープと呼んだブームも去りましたが、いろいろな問題が残りました。
 その第1は、何が元々その地にあった自然かを知らない人が増えたことです。
第2は、自分好みの生物だけを可愛がったり、大切にする風潮の広まりです。
そして、第3は、熱が冷め、放置されて荒れてしまっている所が多いことです。

 ビオトープは、生きものたちが生息する空間ですから、創られた空間であっても、そこへ息づいた生きもののためには、関係者が、その生態系の維持を継続させることが大切で、それが、人間側の責任です。
 学校ビオトープの場合、単に生きもののための空間ではなく、子どもたちの遊びと、学びの空間でもありますので、その維持管理には、余計心配りが必要です。
 しかし、先生方には転勤や退任などの移動があり、常に、生物に関心があり、その維持に熱心な先生が在籍するとは限りません。それに、先生方は多忙です。
 PTAの方たちも、子どもの卒業と共に、学校へ関与しなくなりますが、これは仕方のないことです。
 しかし、学校のビオトープは、いつも良い状態で維持管理し、授業に生かしていく必要があります。
方策は、専門家のアドバイスと、管理・運営の明文化であり、地域の支援組織の立ち上げです。
そのことで、継続が担保され、先生方は、ビオトープを授業にどう生かすかと言うことに専念出来るのです。
 ビオトープに限らず、先生方の置かれている環境は厳しいですから、口出しするだけの人ではなく、協力して行く人材が地域社会に求められます。
 子どもの教育は、親、学校、地域、そして子ども同士の、程よいつながりなくしては達成できないと思います。


 幸いなことに五ヶ丘東小学校の場合、地域の支援者(現役引退の方や大学生)が育って来ていることと、校長先生始め、先生方がベクトルを合わせてられることが、生きものにも、児童たちにも、うれしいことです。

 これから一年間、新しい4年生と、一緒に、自然や生きものについて学んで行きます。
来年の今頃、児童たちは、一回りも、二周りも、大きくなっていることでしょう。
自然が豊かだった頃を知っている私たち世代が元気なうちに、次代を担う子どもたちに、自然との接し方を伝えていけたらと思います。








4度目の尾道  三日目 ②-1)鳴滝城山

4月9日 くもりのち雨

 今日の目的は、次の二つです。

   ①鳴滝集落にあった気になる樹の確認。
    (あの樹であれば、花が咲いている頃です。)
   ②先回、都合で行けなかった鉢ヶ峰(429.7m)まで縦走する。

 天気予報は、午後から所により雨、夕方には尾道付近も雨になると告げています。
雨対応はしていますが、出来れば3時頃までは降らないでほしいと願うやまねでした。

 
船とバスで行く山

 船とバスを乗り継いで、ちょつとリッチな感じの山登りです。 (実際は、船 100円+バス 210円 と割安です。)

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     (写真の上でクリックすると大きな写真になります。以下同じです。)
 ↑ 船は静かに島を離れます。 旅情を感じます。(実際は、もうじき対岸に到着です。)

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 ↑ 女将さんから教えていただいた「登山口」行きバス停2番乗り場です。
「登山口」へは「市内本線・西行」で、13分です。
 
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 ↑ 工場敷地に入るのかなと思ったら「登山口」バス停でした。 目の前を国道2号線とJR山陽本線が並行していますから、このようなバス停は安心です。

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 ↑ JR山陽本線の踏切を渡って山を目指します。

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 ↑ 川の右岸を山へと向かいます。 正面が鳴滝城山(322m)です。
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 ↑ 桃や桜の花がきれいでした。 この畑の手前で右折し、畑と民家の間を通って、写真の右手から上の尾根を登りました。 このルートは、3月に来たとき下山で発見したルートです。(仮称:お墓参りルート)

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 ↑ 民家の間から見た御幸瀬戸方面です。 中央やや右手に見えてる鹿島槍ヶ岳のような双耳峰の山は、向島にある双小山(147.2m)で、位置的には因島大橋の東のたもとから500mほどになります。
 3月に来た時は、この付近に透明人間(イケメン)がいたのですが、今日は学校に行ったのか?いませんでした。

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 ↑ 標高110m付近から見た尾道水道と御幸瀬戸です。

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 ↑ Sさんが登ってみたいと言ってた鳴滝城山の南稜の仏岩が見えています。

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 ↑ 鳴滝の集落です。

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 ↑ 集落からの尾道水道と布刈瀬戸です。 岩子島や因島が見えています。



気になる樹

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 ↑ 気になっていた樹は、白い花を咲かせていました。どうやら間違いなさそうです。

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 ↑ よその敷地に勝手に入り花を観るわけにもいきません。玄関に回り来意を告げると、「それは遠い所からわざわざご苦労様です。」と、案内して下さる宮地さんです。

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 ↑ 果物のナシの原種のヤマナシ(バラ科)でした。
 3月に見たときは、距離があったので確定出来ませんでしたが推定は当たっていました。

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 ↑ 3月12日に見たときの気になる樹です。

 宮地さんによれば、この樹は自然に生えた樹で、お嫁に来た頃は、すでに大きかったことや、秋になるとピンポン玉くらいの実がたくさんなること、ご主人も、そのご両親も好きな樹で大切にして来たこと、家の裏山にも何本かあることなどを教えていただきました。 
 鳴滝城山南稜の仏様のように見える岩のことをお尋ねすると、下に仏さんを祭ってあるので、昔は何度か行ったが最近は行ってないことなどをお話してくださいました。
 私が、今から南稜を登っるつもりですと言うと、それでは家の山を通って行ってくださいと、途中まで案内され、イノシシ避けの電気柵を開いてくださいました。 いろいろありがとうございました。

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 ↑ 南稜へ向かう斜面から宮地さんの家のある方を振り返った所です。 白い花は、どれもがヤマナシでした。



仏岩

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 ↑ 南稜の仏岩の下には立派な石仏がありました。

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 ↑ 仏岩の上にも立つことが出来ました。

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 ↑ 中々高度感がありました。

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 ↑ 尾道水道です。向島もしっかり見えています。
 Sさんへ電話をし、今、仏岩にいることや、気になる樹はヤナナシだったことを伝えました。
足の指を痛めてられたので、悪いと思い、声を掛けずに来てしまったのですが、矢張り、一緒に来ればよかったと後悔するやまねでした。
せめて、ヤマナシの花と、南稜からの景色とを写真で見てください。 出来たら来年こそ、ご一緒したいものです。

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 ↑ 尾道水道の向こうに向島が見えています。 手前、尾道バイパスと尾道水道の間の山は四等三角点のある元之洲です。

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 ↑岩子島です。

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 ↑ 手前、鯨島と、奥、細島です。

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 ↑ 鳴滝城山の山頂です。

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 ↑ 眼下には鳴滝の集落が見えました。 正面の木のないピークは、ハングライダーの滑空台のようです。

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 ↑ 細島が見えています。

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 ↑ 山頂から北側の山々を見たところです。

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 ↑ 山頂にあった石仏です。

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 ↑ 峠近くから振り返った鳴滝城山の山頂です。 かつて城があった地形を成していました。



  つづく