佐渡の旅

「佐渡おけさ」や「砂山」に歌われた佐渡は、一度は行ってみたいと願っていましたが、「第6回ため池シンポジウム」が佐渡で開かれることとなり、その参加のために、11月4日から6日の僅かな時間でしたが、初めて佐渡を訪ねることが出来ました。

■直江津から小木へ
佐渡へ向かう船のルートは、①新潟から両津 ②寺泊から赤泊 ③直江津から小木の3ルートあるのですが、愛知からの最短距離であること、シンポジウム会場や宿に近いこともあり、直江津から佐渡へ入りました。
ただ、4日午後のフェリーは16:10発しかないため、名古屋発8:00のワイドビューしなの3号に乗り、出航までの3時間を使って、上杉謙信の居城であった春日山城跡などを見ることが出来ました。
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↑ 春日山城跡から見たかつての越後高田と直江津方面です。(現:上越市)
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↑ 城跡の所々にアキアカネがいたのは、新潟のコメ作りが農薬漬けでないことの証で、うれしいことでした。
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↑ 直江津出航時フェリーを見送るカモメたちです。
もっとも、彼らの目的は、船客の与えるエビセンのようでした。
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↑ 遠ざかる直江津港です。
約2時間40分の船旅ですので、明るい時間だったら景色が楽しめたと思います。
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↑ 小木港です。 (18時50分着)
赤泊の宿へは、お出迎えいただいたシンポ主催者の車で19時半頃着くことが出来、一年ぶりの先生方と食事を共に出来ました。
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↑ 翌日、宿のベランダから見た朝日です。 (5日 6:26)

■朝の散歩
 宿は城が浜と言う海辺にありましたので、謂れをお聞きすると戦国時代に腰細城と言う港を守るための小さな城があったとのことで、朝食後に訪ねることにしました。
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↑ 民家の間の小道を上がり、林道に出たところで右手に進路をとり、耕作地の奥の標高50mほどの所にそれらしい平坦な所がありましたが、訪ねる人がいないらしく、木々が繁茂し、海は見えませんでした。
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↑ 城跡から林道を更に北へと上がると、舗装された道へ出ました。
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↑ 農道徳和浜線が北へと伸びていました。
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↑ 標高90mほど上がった所に、立派な出作り小屋があり、
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↑ ジュクジュクした田んぼと、はざがあって
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↑ 小さなため池もあり、
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↑ オツネントンボや
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↑ アキアカネの連結産卵を観ることが出来ました。
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↑ 真っ赤に色づいたガマズミの実や
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↑ クサギの個性的な実のほか、
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↑ たわわになったナナカマドの実も観ることが出来ました。
標高100m近くまで上ったところで引き返しました。
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↑ 腰細の民家です。
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↑ 腰細川の流れる谷間と背後の山々です。
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↑ 宿へは9時半近くに戻りました。

■フィールドワーク
ため池シンポジウム第1目の午前中は、「民話の里のため池散策」として、旧赤泊村に点在するため池を、午後は「岩首の棚田」をご案内していただきました。
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↑ 最初にご案内いただいたため池です。
屋敷に隣接しているのでお尋ねすると、以前は屋敷を囲うようにあったのを一部埋め立てたとのことでした。 (環濠集落と同じ考え方のようです。)
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↑ 赤泊のため池を10ヶ所ほど回ったのですが、ほとんどが個人所有の小さなため池で、平坦部が少ない佐渡のため池の特徴のようです。

ため池のほかにも、キャンプ場や名水をご案内いただきました。
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↑ 標高440mほどの峠にあった「いっぺえ清水」(一杯清水)です。
車で来た私たちでもおいしく感じたのですから、かつて歩いて峠を越える人たちにとっては、どんなにかおいしかったことと思います。
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↑ 標高500m地点にある爪の沢キャンプ場です。
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↑ 赤泊のため池や名水などをご案内くださった赤泊の佐藤一富さんです。 歴史や地理にも詳しい、素晴らしい方でした。
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↑ 名水ワニ清水です。 佐渡一番の湧水量との、こんこんと湧く水はとてもおいしかったです。
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↑ ワニ清水の民話を語る赤泊民話語り部の会の方です。

ここで一度山を下り、岩首のシンポジウム会場で食事をし、再び棚田へ向かうことにしました。
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↑ 岩首談義所(旧岩首小学校)です。
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↑ 岩首の棚田と、ご案内くださった棚田おじさんこと大石惣一郎さんです。
将来とも、この景観が残り、棚田にトキが舞うことを願ってられます。
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↑ 数は少なかったですが、アキアカネの姿を見ることが出来ました。

なお、フィールドワーク以外のシンポジウム内容については、後日、「残そうため池」にアップ予定です。
私も、「赤とんぼとカエルと田んぼとため池」のタイトルで、身近な生きものが各地で消えていること、田んぼやため池は、生きものにとっても大切な空間であること、これ以上それらの生きものが消えないようにするためにどうすれば良いかなどのお話をさせていただきました。

今回の旅は、シンポジウム参加が目的であったこともあり、佐渡については、ほんの少し見ただけですので、ぜひ、再訪問し、自分の足で、いろいろ見て見たいと思いました。
新種かも知れないサドガエルや、標高560mの尾根近くにある乙和の池などはトンボの季節に、ぜひ、ゆっくり見たいと思います。





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