岩子島の山に登る (中編)

■西岩岳へ
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 常夜灯のあった袴越の辻から、西へ250mほど進むと、「浜之浦隧道」に出ました。先ほど見て来た「岩子島隧道」よりも小さい感じです。
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 ↑ トンネルの手前左手にも、大林宣彦監督作品「新・尾道三部作」のロケ地の表示がありました。
大林監督は尾道出身とのことで、尾道のいたる所でロケが行われているようです。
 隣には天然記念物「ゆるぎ岩」の案内板がありましたが、周囲を見渡しても、それらしい岩はありません。
所在表示がない珍しい案内板です。 おそらく、山を登って行く途中にでもあるのでしょう。
 西岩岳へは、トンネルの手前、右手の小道から取り付きました。
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 ↑ 尾根に出た所は峠になっていて、古い道と石仏がありました。
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 ↑ 東を振り返ると、「岩子島隧道」右手の小高い丘の上に、お寺が見えました。
臨済宗阿弥陀寺とのことです。
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 ↑ 峠から島中央部に位置する郷条の集落を見たところです。
東岩岳や、岩子島小学校跡に建つ岩子島農業構造改善センターなども見えます。
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 ↑ 峠からの山頂へ向かう尾根筋には、ミカン畑がありました。
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 ↑ 少し行くと右手にお堂がありました。
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 ↑ お堂の中は、きれいになっていて、三体の石仏がありました。
お参りさせていただこうと引き戸を開けたら、なにやら物陰に隠れたものがいました。 「ん!」 ヤモリでした。
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生きもの大好き人間のやまねにとって、こんなうれしいことはありません。
15分ほど観察させてもらいました。 アルミサッシの引き戸で、あまり隙間はないような造りのお堂だけに、餌はどうしているのだろうかと思ったら、物影にたくさんのゴキブリが潜んでいたので一安心でした。
それにしても、ヤモリの目や指の動きは、可愛いです。
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 ↑ お堂の所から少し上がると、視界が利くようになり、西のほうに三原方面の海が見えて来ました。 地図とコンパスで確認すると、宿祢島(すくねじま)や、小佐木島、佐木島などのようです。
宿祢島は、映画「裸の島」(新藤兼人監督)のロケ地になった島とのことでした。
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 ↑ 南西に目をやれば、岩子島の集落や畑地、砂浜などの海岸線と、佐木島、生口島方面の島々が見えました。
 砂浜の近くの神社マークは、厳島神社のようです。
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 ↑ 備長炭の原木として重宝されるウバメガシの林です。バベとも言われているようです。
海岸部ですから、自然に生えたものもありましたが、尾根筋の大半はミカン畑の風よけに植栽されたようです。
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 ↑ 山頂が近づくにつれ、瀬戸内の島々が見えて来ました。 手前から細島、佐木島、生口島などです。
 小学校の4年生まで海を見ることのない山国で育ったやまねにとって、この広がりと、たくさんの島々は、憧れの景色です。
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 ↑ 岩子島の砂浜です。 波に浸食され、きれいなカーブを描いています。
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 ↑ 山頂近くにあった石仏です。他にも数体ありました。
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 ↑ 北西には尾道水道が見えました。
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 ↑ この岩がトンネル入口に表示のあった「ゆるぎ岩」と思われます。
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 ↑ 西側の大岩の上には、祠が安置されていました。
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 ↑ 三等三角点「西岩嶽」です。
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 ↑ 天女でしょうか。ゆるぎ岩の根元にあった石仏です。
右の石仏は首なし地蔵でしょうか?
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 ↑ 二つとも鯨島です。勿論無人島です。
 岩子島は、かつて鰯島と書かれていたようです。人が住む大きな島がイワシで、人も住めない小さな島をクジラ島と呼び、隣り合わせてあるのは面白いですね。
かつて、鯨島の周囲には、クジラが産卵に集まって来たとのことから鯨島となったようです。
 背後の陸地は、三原市の木原の辺りと、鉢ヶ峰(429.7m)になります。鉢ヶ峰からの瀬戸内海の眺めも、素晴らしいことでしょう。
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 ↑ 南に目をやると、向島と因島を結ぶ「因島大橋」が見えました。

 西岩岳の山頂付近は、風化した花崗岩で地表がザラザラしてましたので、下りは滑らないよう注意が必要です。
尾根を北方向に進んでも、下へ降りれそうでしたが、元来た道へと戻りました。







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