台風被害の田んぼのその後  

 台風18号でハザが倒れ、稲が水に浸かってしまった金蔵連の田んぼですが、
10月20日、みなさんのがんばりで、無事精米まで漕ぎつけることが出来ました。

 10月14日 快晴
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   ↑ 40年近く使用の脱穀機での脱穀作業です。 
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   ↑ 柿の葉も色づき、脱穀まで漕ぎつけた喜びを感じたひとときです。
 今日の作業はここまででした。

 10月15日 うす曇
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 朝、現地入りすると、矢澤さんが浮かぬ顔をされてました。
 聞けば、脱穀機の調子が悪く、すぐ詰まってしまうとのことでした。
 問題点は二つありました。
  ①機械の老朽化で、所々に隙間や小穴があり、必要な排出力が得られない。
  ②朝露で稲が湿っていて、モミの重量が増し、より排出し難くなっている。

 農機具屋さんが来るまで、2~3株ほど脱穀しては機械を止め、ローター部の
カバーを外し、詰まったモミを掻き出す作業のくり返しとなりました。
   ↑ 写真は、ローター部のカバーを外し、箕(み)にモミを受けている所です。
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    ↑ ヒメアカネの翅も朝露で濡れていて、飛ばずに静かに休んでいました。
 脱穀も、稲が乾くのを待てば、昨日のようにやれそうなのですが…。
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 農機具屋さんに診ていただいたのですが、診立ては同じでした。
ただ、機械が古いので、腐食した穴を塞ぐのは出来ないことと、カバーなどの劣化したパッキンは、部品が無いので、修理できないとのこと。
それと、農機具屋には、レンタル用機械はないとの正直な答えでした。
止むを得ないので、この日の作業は11時頃で打ち切り、翌日は、矢澤さんの知り合いの方から脱穀機を借りて、続きをすることになりました。
 ただ、気がかりなのは、分校のみなさんに都合があり、応援が出来る人がいないことでした。

 10月16日
 夜8時前、「夕方、脱穀が済んだ」と、矢澤さんからうれしい電話が入りました。
分校のみなさんの予定を確認し、二人出れる20日を、積み込み日としました。

 10月20日 晴
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  マス釣りセンターからお借りしたトラックで、モミを精米所へ運び、無事精米することが出来ました。
 いつもの年よりは収穫は減ったものの、102袋ありました。 感謝感謝です。

 来年以降のこと
 矢澤さんの年齢を考えると、新しい機械を買うのは止めです。
来年は、他所の機械をお借りする段取りを早くしておく必要があります。
矢澤さんは、体が動くうちは田んぼをやると言ってられます。
矢澤さんの田んぼは、トンボや蛙にとっても素晴らしい所なので、『カエルの分校』としても、お手伝いをして行きたいと思います。
矢澤さんに限らず、後継者がいると一番良いのですが、なかなかです。
金蔵連の場合、6軒の住居に13名の人が住み、最近現役を退いた方が最年少です。
 過疎地の集落でのコメ作りの大変さを改めて感じた今年の秋でした。


 おまけ

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     ↑ 金蔵連の集落と石仏            (2009.10.14) 
 なお、矢澤さんの田んぼは集落より下流1.2Kmほどの所にあります。
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     ↑ ミヤマアカネ成熟♀             (2009.10.15)
 
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   ↑ 『カエルの分校金蔵連分教場』の水辺の前で   (2009.10.10)
 この小さな水辺は、田んぼに入れる前に沢の水を暖めるところです。
これまで冬場は水を落としていたのですが、矢澤さんのご好意で、今後は生きもののために、年間を通じて水を入れていただくことになり、生きもののための生息空間 『カエルの分校・金蔵連分教場』として活用させていただくことになりました。 矢澤さん、ありがとうございます。
 『カエルの分校』の分教場は、静岡県の磐田市の桶ヶ谷沼に続いて二つ目です。
各地に、なつかいし生きものたちの安住の地を確保したいと願っています。


 

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