サナエトンボ

4月28日 カエル谷にて

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 タベサナエ成熟♂です。 草刈りをしていて見つけました。

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 コサナエ未成熟♂です。 タベサナエと大きさ、姿、形が似ていますが、コサナエには前肩条があります。
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 ただ、すぐにコサナエと判断するのは困難です。
オグマサナエと言う、そっくりさんがいるので、止まっているのを見たぐらいでは判りません。
捕まえて、ポイントとなる各部の確認が必要です。
この場合は、一つ目は胸の側面と、前肩条です。
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 オグマサナエとの最後の確認ポイントは、腹部の先端にある尾部付属器の形状です。
これらを確認して、初めてコサナエだったとなりますので、ここへたどり着くまで、わくわく、どきどきなのです。
なぜなら、地域にもよりますが、オグマサナエは、環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)ですので、中々お目にかかれません。
 最も、サナエトンボの仲間は、シオヤトンボなどのように、水辺で群れていることがありませんので、どのサナエトンボも、わくわく、どきどきなのですが。
相手も暴れますし、写真を撮るほうも、手が震えますので、こう言うときの写真には、いいものはほとんどありません。
 トンボも蛙も、私の場合、会えただけで、恋人に会ったような気持ちになってしまいますから、いつもどきどきで、まともな写真になりません。 ただ、想いは、しっかり入っています。( ^ ^ )



(補足)

 サナエトンボは漢字で早苗蜻蛉と書かれるように、苗代から田へ移し植える頃に現れるトンボです。
ただ、専業農家が消えかかった現代のコメ作りは、農家が自分の家で苗を作ることは稀で、田植え機用に工夫された苗を、JAや業者から買って植えます。(それも委託農業が増えています。)
 品種が増えた現在は、田植えの時期にも数ヶ月の幅が出てしまい、トンボや蛙など、いろんな生きものたちにとって、コメ作りのサイクルと自分たちのライフサイクルにズレが生じ、その数を減らしているものがたくさんいます。
例えば、産卵時期になったからと、田んぼに来たら水がなかったなどです。
 私たち人間にとっては、生産性が上がり、農作業が楽になり、よりおいしいご飯が食べれるのですが、話すことの出来ない生きものたちにとっては、思わぬ影響が出ているのです。
 ほ場整備や、農薬、農地の転用、休耕田政策、転作、耕作放棄、イベントとしての菜の花やコスモス畑化などだけでなく、農事暦の変化も、大きな影響を与えています。


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  他には、ニシカワトンボ(アサヒナカワトンボ)成熟♂などがいました。

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